はるおとつ
今日は啓蟄(けいちつ)です。
暖かくなって生き物が土から出てくる時期のこと。
「啓」は「開く」
「蟄」は「虫などが土などに隠れている様子」
を表しています。
「土に隠れた虫」が「開かれる」ので、啓蟄は虫が動き出す時期なんです。
だんだんと春の訪れを実感し、木々の育ちや生き物の姿が見られ始めます。
雨水の時に出したお雛様を片付ける時期でもあると言われています、
2018年の啓蟄は3月6日です。
啓蟄は太陽の通り道である「黄道」の経度が345度になった日のことを指します。
この345度とは、地球上の赤道を空に伸ばした「天の赤道」に対して345度の状態の事。
空に線が引いてあるのでは無いのでわかりづらいですが、こういう算出方法なんです。
そして、太陽の周期の関係で、啓蟄は3月5日か6日のどちらかとなりますが、それは西暦を4で割る事で判断できます。
~ 2019年まで
3月5日 - 余りがない年、余りが1になる年
3月6日 - 余りが2、または3になる年
2020年 ~ 2051年まで
3月5日 - 余りがない年、余りが1、または2になる年
3月6日 - 余りが3になる年
2018年は、『2018 ÷ 4 ≒ 504』で余りが2ですので、3月6日の年だとわかります。
啓蟄には冬囲いで使用したコモ(菰)を焼く風習があります。
コモとは、わらで編んだ敷物状のもの。
これを冬になる前に、松の幹に巻きつけます。
冬の庭園で松の木に暖かそうに巻かれているもの、アレがコモです。
コモを巻くことで、暖かい場所を好む松の害虫が、越冬しようとそこに集まります。
啓蟄の時期にコモを外し、コモごと燃やす事で害虫退治の効果があると考えられてきました。
この啓蟄から、昼と夜が同じ長さになる春分の日までの2週間の間を啓蟄ということもあります。
さあ!春はもうすぐ、新しい自分にも変化して行きましょう!!