節分祭と立春について

今年も大神神社の福女として、豆撒きをさせていただきました。

毎年、福は山の声とともに、岩下志麻さんもご一緒に豆撒きをされます。

  

2/4は立春です。

陰暦正月の節(旧暦で月の前半にくる節気)で、陽暦では節分の翌日。

二十四節気の最初の節であり、八十八夜、二百十日など、すべて立春の日から数えます。

暦の上では旧冬と新春の境い目にあたり、この日から春になる。

立春は春が立つ、という意味で、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていく、という事です。

また、節分とは現在では豆まきをして鬼を払い福を呼ぶ行事そのものを指しますが、元々は季節の区切りとされ、それを季節を分けるという意味で「節分」と呼んでいました。

節分とは、春を迎え新しい一年の始まりの前に邪気を払うための行事であり、立春とは季節が冬から春になったその日を指します。

春夏秋冬という言葉があるように、四季の始まりは春になります。

暦上、新年は1月1日からですが、人々が生活を営む上での一年の始まりは春と捉えられていました。

立春の前日の節分には厄を払うために豆まきを行います。

そして、新しい一年を迎える立春にはその一年がいい年であるようにと願いを込めて、「立春大吉」と言う言葉を掲げるのです。

立春大吉は真ん中に線を入れてみると、この四文字は左右対称だという事がわかります。

表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読めるのです。

立春大吉にはこんな逸話があります。

その昔、立春大吉と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入った事がありました。

ふと鬼が振り返ると、さっき入る時に見えた立春大吉の文字が見え(鬼から見て裏側から見ている)「まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行ってしまった、というものです。

これにより、立春大吉のお札を貼っていると厄除けになると言われています。

節分について 豆まき 恵方巻き