今日は、旧正月です。そして新月。

今日、2/16は、旧正月です。

旧正月とは、旧暦の正月のことを指します。

現在、日本が暦として採用しているのは
「太陽暦(グレゴリオ暦)」と呼ばれるものですが、以前は太陽太陰暦を使用しており、これがいわゆる旧暦と呼ばれるものです。

旧正月は毎年日付が変わります。

旧正月を祝うことが少なくなった日本ですが、他のアジア各国では今も旧正月は大きな行事となっています。

中国
「春節」と言われ、一年で最も大切な祝日と位置付けられています。
旧正月の前日(大晦日)の夜には花火や爆竹が派手に打ち上げられ、新年を華々しく迎えます。

韓国
「ソルラル」と言われ、両親や親戚などお世話になった人へ贈り物を贈ったり、故郷に戻り韓服を着て伝統行事を行います。

ベトナム
「テト」と言われ、家の中を花で飾る風習が各地にあります。

そのため旧正月が近くなると花市が多く開催され、親戚が集まってお酒やご馳走を食べながら新年を迎えます。

旧正月と節分と立春は、似たような時期にあることから「同じもの」と捉えている方もいらっしゃるようですが、実際には似て非なるものです。

旧正月は、旧暦の正月のこと。

節分は季節を分けるという意味から、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指すもの。

しかし現在は、立春の前日を主に節分と呼んでいます。

立春は、二十四節気の第一節気で、旧暦では一年の始まりとされていた日です。

なお、旧正月と立春は同じ「新年の始まり」の日ではないか?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、中国では旧暦の冬至の日から2回目の新月が上がる日を旧正月としており、さらに中国と日本には時差もあるため同日になることは少ないようです。

新月が、基準になっているのですね。